竹田恒泰日記

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2009年08月

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皇室典範議論の行方3〜正当性を失った女系天皇容認論


 しかし、皇室典範改定は秋篠宮妃(あきしののみやひ)殿下の御懐妊によって沙汰止みとなりました。
 そのうえ、お生まれになったのが親王殿下でいらしたことから、この話題自体が憚られ、小泉総理の打ち上げた計画は完全に頓挫することになったのです。
 有識者会議では、将来の展望を見据えた普遍的な皇室制度設計をするとの方針が繰り返し語られてきましたが、たった一人の皇族が御懐妊遊ばしただけで、議論を進めることができなくなってしまったのです。
 有識者会議の答申はその程度の次元の低い内容だったと言わざるを得ず、決して普遍的に通用する内容でなかったことが露呈したことになります。
 では、なぜ御懐妊の知らせとともに、皇室典範改定への動きが止まったのか。
 それは、もし男のお子様が御誕生遊ばしたら、その方は歴史的にも法律的にも正統なる皇位の継承者となられるわけですから、有識者会議の答申は、その正統なる継承者を皇統から排除することになり、当然憚られるわけです。
 したがって、一時は圧倒的支持を得た女系天皇論も、たった一夜にして「日本のタブー」に転落し、論の正当性は完全に失われたのです。
 そしてお生まれになったのが男のお子様でいらしたことから、再び女系天皇論が唱えられることはなくなりました。
 現在、秋篠若宮殿下は、皇太子殿下、秋篠宮殿下に次いで、第三位の皇位継承権をお持ちになる、正統なるご存在であらせられ、若宮を排除する理論は存在しません。 続きを読む
 
少年タケシ「皇室のきょうかしょ」毎週月曜更新


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サンプロに出演します

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8月30日「サンデープロジェクト」に出演します


 ご案内です。
 8月30日(日曜日)朝10時からの「サンデープロジェクト」(テレビ朝日系列)に出演することになりました。生放送です。

 当日は衆議院選挙の投票日ですので、政治ネタは番組で扱うことができないそうです。
 そこで、皇室、その中でも皇位継承問題を中心に扱うことになり、私にお呼びがかかりました。

 司会は、田原総一郎氏
 ゲストは、京都産業大学教授所功氏、慶應義塾大学講師竹田恒泰
 です。

 皇位継承問題が番組でしっかりと取り上げられるのは、久し振りではないでしょうか。
 これを機に、議論が深まることを期待します。

 ぜひご覧ください。

【以下、番組HPから転載】
田原コーナー2

天皇皇后両陛下ご成婚50年、
即位20年の節目に皇室の未来を考える!

今年は、天皇皇后両陛下ご成婚50年そして即位20年の節目に当たる。そこで番組では、ご成婚50年の歩みを振り返るとともに皇室の未来を考える。
最近の天皇陛下について宮内庁長官は、「ここ何年かにわたり、ご自身のお立場から常にお心を離れることにない将来にわたる皇統の問題をはじめ、皇室にかかわるもろもろの問題をご憂慮の様子を拝している」と述べた。
「将来にわたる皇統の問題」とは、皇位継承の問題である。
この問題は、2005年に「皇室典範に関する有識者会議」が女性・女系天皇を容認する報告書を提出し大きな議論となったが、翌年の悠仁さまご誕生でこの議論がプツンと途絶えたままとなっている。
果たして悠仁さまご誕生で皇室典範の改正は、必要なくなったのか?
さらに共同通信などの世論調査によると皇室に「あまり関心がない」「全く関心がない」と答えた無関心層が43%にのぼり、特に20代では、72%にのぼるなど若い人たちに皇室離れが進んでいる実態が浮きぼりになった。
皇室離れを防ぐにはどうすればいいのか?
そこで番組では、これらの問題について皇室に詳しい歴史学者で「皇室典範に関する有識者会議」のヒアリングで公述した所功教授と旧皇族・竹田家の出身で作家の竹田恒泰氏をゲストに迎え皇室の未来を考える。

≪出演≫
所 功  (京都産業大学教授)
竹田恒泰 (慶応義塾大学講師)


 

皇室典範議論の行方2〜出来レースだった有識者会議


 男系維持派の情熱を込めた言葉は、世論を確実に動かしました。
 平成16年に皇室典範改定への動きが見られると、新聞各社は女性天皇の可否(当時まだ女性天皇と女系天皇の異動についてほとんど認識されていなかった)について、九割以上の国民がこれに賛成しているとの結果を報道しました。
 ところが、平成17年秋頃から皇室典範改定を巡る本格的な論争が始まると、テレビ・新聞・雑誌などで特集が組まれるようになり、ここで初めて女性天皇と女系天皇の違いなどが解説されるようになりました。
 それに従って国民世論は微妙な変化を見せ始め、女性・女系天皇を容認する皇室典範の改定に対して、慎重な意見が増え始めたのです。
 私にとって最初の著書となった「語られなかった皇族たちの真実」を出版したのもこの時期です。
 そして、平成18年春頃には、ついに国民世論は皇室典範改定に賛成する比率が五割五分にまで落ち込み、改定の可否は国論を二分するところにまで至りました。
 一時は国民の絶対多数の支持を得ていた女性・女系天皇論も、わずか数カ月で約半数の支持を失ったことになります。
 これは、約四千万人以上の国民が、当初は女性・女系天皇に賛成していたところ、途中で意見を変えたということを意味します。続きを読む

少年タケシ「皇室のきょうかしょ」毎週月曜更新


皇室典範議論の行方1〜平成の山口二矢


 平成18年2月7日14時過ぎ、小泉純一郎総理(役職は当時、以下同じ)の姿は衆議院予算委員会にありました。
 答弁を待つ小泉総理に秘書官から一枚のメモ書きが手渡された瞬間の、鳩が豆鉄砲を食らったような総理の様子は、NHKの国会中継で全国に放送され、その後も各局が幾度となく繰り返して放送することになります。
 小泉総理に手渡されたメモは秋篠宮妃殿下が御懐妊遊ばしたことを知らせるもので、これを見た総理は、初め意味がよく理解できずに「ポカン」とした表情をして上の空となり、質問に立つ民主党議員から「総理、総理!」と呼びかけられました。
 小泉総理は、やがてその意味を理解したようで、少々困惑しながらにやけた表情を見せたのです。
 これを期に、平成16年から本格化した皇室典範改定への動きは完全に止まりました。
 そして、平成18年9月6日の親王殿下御誕生によって、それまで女性・女系天皇の成立を意図していた論客たちは、なりを潜めたように沈黙しています。続きを読む


少年タケシ「皇室のきょうかしょ」毎週月曜更新


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読売クオータリー「女系容認の皇位継承論・検証」


 7月末に発売された、『読売クオータリー』に「女系容認の皇位継承論 検証」と題した記事を寄稿しました。
 これは以前、読売新聞東京本社調査研究本部で、この問題について講演をさせていただいた時の講演要旨です。
 『語られなかった皇族たちの真実』(小学館)を補完する内容になっています。

 一部本文を抜粋します。



 2005年(平成17年)11月24日、当時の小泉純一郎首相が主催した「皇室典範に関する有識者会議」(座長=吉川弘之・元東大学長、座長代理=園部逸夫・元最高裁判事)の報告書が出され、この中で、女性天皇、女系天皇(母方先祖が天皇だった男性または女性の天皇)を容認する方向性が明確にされました。
 聞くところによれば、有識者会議では公の会議がわずか延べ30時間。
 しかも、その半分以上は基本的な皇室の歴史を勉強する時間に費やされた、といいます。
 有識者会議といっても、皇室制度に詳しくない方が多く集められ、それがさも国民の意思であるかのように位置づけられ、法改正が行われようとしていたところに、2006年春、秋篠宮妃紀子殿下のご懐妊の報道を受けて、法改正作業は止まってしまった。
 そして9月6日、お生まれになったのが親王だったということで、ことはさたやみになったわけです。
 有識者会議の中で議論されていたのは、本来、宮家でどのような方がご懐妊あそばそうと男の子がお生まれになろうと、それとは関係なく恒久的に使えるルールだったはずです。
 ところが、女性皇族が懐妊されただけで話が進められなくなってしまった。あの有識者会議の議論とはその程度のものだったようです。(続く)


 続きは「読売クオータリー」本誌をご覧になってください。

 小見出しを書き出しておきます

「女系容認の皇位継承論 検証」    竹田恒泰
 まことしやかに伝えられた天皇陛下のご意思
 このままいけば、宮家ゼロの状況に
 男系継承はむしろ、男性を排除するルール
 女性天皇は皇后が天皇を兼務するようなもの
 男系を守るには旧皇族を活用する以外にない
 復帰皇族と現皇族が嫁を交換すれば自然に一つに
 「皇位継承の順序はすべて実系による」と典範改正を
 質疑応答

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